気が狂ったように本を買う
個人事業主を始めました。
定時の仕事を10:00〜18:00にしながら、そのほかの時間をフリーの案件に割くという生き方にシフトしました。
前職案件を基本的にすることになったため、だいぶ結構しんどいときは翌1時くらいまでものを作っていますが、まあ基本的に自由に働けるので嬉しいです。
前職では仕事のことを仕事じゃない時間に考えるのが本当に嫌で、でも一応デザイナーなのでインプットはしなきゃいけない。でもアウトプットがうんこofうんこみたいな内容で、、、という完全に仕事いやすぎマンになっていたのですが、まあ現職は人生が仕事みたいな感じになってくれたので、非常に楽しく暮らせています。
今まで、好きなことを仕事にすると辛いと言うのは事実だなと思っていたのですが、つまりお金がもらえないから辛いってことなのかなあとも思いました。
イラストレーターを目指してヒモ生活送ってたときも、今考えると結構楽しかったのですが、認められない(=まともな報酬がもらえない)っていうのは辛かったと思います。
一番しんどかったのは一枚絵描いて、人物二人、背景なし、ラフでオッケーもらって線クリンナップからの色も載せました、からの
「なんか違うんで描き直して下さい」
が、5000円だったこと。
今はA4のフライヤー両面で何万円かはもらえる。
そしてIllustrator(神Adobe社のソフトの方)はexcelも同然なので、なんとかなる。
なんとかなるってすごく大切だなと思いました。
もともとわたしはイラストが描きたい人間なのではなく、人生に掲げた大きな目標を達成するための手段の一つでしかないと思っていたので、まあ言い訳なのですが、なんにも極めることができてないんですね。
10年前に描いたイラストと進化がなくて笑う。小手先の技術が上がっても絵面としての魅力もなければ、ありとあらゆる角度も描けなければ、背景だってろくに描けるようにならなかった。遊んでんじゃねえよって思いますね。遊びだけど。
Illustratorを使ったチラシの作成が主な仕事なのですが、絵を描こうとすると見ても描けないってことが結構多いけれども、デザインってそんなに凝ったものはないので大抵のことは見ればなんとなくどうにかできちゃう。
厳密に言えばPhotoshopを使ったパチンコ屋のズギャーンな処理はIllustratorじゃどうしても出来なかったりしますが、まあ大体どうにかなるなるの気持ちで軽く取り掛かれるので非常にいいです。
そのお陰で超うるさいチラシは得意ですが、余白のあるきれいめデザインが死ぬほど苦手です。情報詰めるのだーいすき!
そろそろグラフィックデザイナーとして2年経ったし好きなことしよ、と思って好きなことは?って考えると、ずっと装丁デザインがやりたかったなと。
とにかく本が好きで、紙の本を愛していて、そうやって育ってきたから自分でも作りたい。川谷大先生の名前を認識してからはもうだめです。何なのこの人。神様なの。
上記と反することいいますけど、装丁デザイン見てもわかんねえわ。なにこれ。才能か。笑う。
笑ってても仕方がないからちゃんとしよ、と思って本を買い漁る毎日。最近買った本リストアップしたいけどすでに把握してない。昨今の積読だけ上げとこ。
・われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)
冗談抜きで1が面白かったSF。宇宙に出る増殖するボブの話。なんかめっちゃ面白い感想文が流れてきて買ったけどオタク&ギークにはいいんじゃないですが。わたしオタクでもギークでもないけど。
百合っぽいような百合っぽくないような。女性がかつて通ったような、女子校だからこそのような。わかりやすい幸せになんてならないけど、でも不幸せでもない、人生は続いてくねって感じの短編集。絵がきれい。最近絵がきれいなコミックス多くてすごいよね……。
紅玉いづき先生を久々に読んだ。(現代詩人探偵 (創元推理文庫)と悪魔の孤独と水銀糖の少女 (電撃文庫))ら、良すぎて勢いで買ったけどラノベが読みたい気分じゃなくて積んでる。現代詩人は結構読みにくくて支え支えよんで結構時間がかかったのに、悪魔の孤独〜はまじで一瞬で読み終わった。なにこの書き分け。まじすげえ。で、勢いでたくさん買った。積んでる。
自分の書く話まじでおもんないちゅったらおすすめされました。ゆっくり読んでる。こういうやつって早く読んでも価値ないけど置いとくと進まないよね。
物語に一人くらいサイコパスが出てくるほうが面白くないですか
内容がどうとかより各章の扉とかのデザイン良すぎ問題
オリジナルのBLコミックスにもハマってて結構買ってたのですが、最近ちょっと二次創作BLに金使いすぎてるのでお休み中です。
二次創作も全部書籍代だし参考資料だよ熱くないですか……なぜならわたしは同人誌の装丁もやりたい(やってる)からね……!
ちなみに人生が仕事になってしまった場合の衝撃的な事実です。
通勤時間がなくなってしまったために本を読む時間がありません。増える積読。今日もいづき先生が届くよ。